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さよならを告げに

2015年01月04日 04:29




一筋の光が空に差し、風が合図する

別れの時が来たのだ

粉雪が疲れはてた僕らを白く染め上げるが、道は呼び続けている

さあ先に進もう
最後の旅路を
家に還るのだと

雪解けは輝く河となって海へと流れ、雲の上には星が瞬いている

冬の朝にも
夜の闇にも
丘を登り、失った王国を越えて


風が止んだある朝、ついに僕は家路にたどり着くのだ

優しい小川のせせらぎを聞き
あの懐かしい庭を抜け
ドアを開けよう


想い出は胸にしまい、口を閉ざしても、あの旅と仲間はいつも共にある

僕はきっと語りはしないだろう
友の眼の炎を
熱き血潮の燃える剣の音を
皆で歩いてきたこの旅路の事を

悲しみの時は過ぎて
輝きを失った愛は移ろい
傷はふさがり
時が来たら

白銀の中へ出掛けよう

僕らは多くの場所で過ごす
山の中で、時に森で休みながら…

夜の始まりを告げに
辿ってきた道をゆく

最後の別れを伝える為に…



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コメント

  1. sado jo | URL | mQop/nM.

    こんにちわ^^

    中世ヨーロッパの叙事詩の様な雄大な下りですね^^
    日本では時は流れる…と言いますが、西洋では時は積み重なると表現します。
    歴史は層を成して積み重ねられて行く…そこから叙事詩が生まれたのでしょう。
    残念ながら、その発想の無い日本には叙事詩はございません。

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