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春の雪

2010年07月23日 12:21


私たち人間は おおむね自己矛盾を抱えて生きていると思う。

時にはそれがあだとなり、時にはそれが華となり。

恋は自己矛盾が大きくかかわってくるものの一つだ。



春の雪は

子供から大人への脱皮の美しくも残酷な物語だと思う。


封建社会が残る大正初期、

精神的に自立することを許されない若者たちの想いと

自ら発する熱に突き動かされ

それぞれが求めるものを追及していく姿は

痛々しくも美しい。



演技や、構成についてはやはり少々現代すぎる感じが否めないが

映像の現代風の美しさには眼を見張る思いだった。


また、後半からの激流へと流れ込んでいく場面展開には

官僚の子供として育った、三島由紀夫の世界観を垣間見るような思いがした。


熟す直前の果物の様に、


甘く儚く、そして醜悪。


暗く切ないデカダンスの世界も

たまには悪くない。





松枝 清顕の祖母 役で 岸田今日子を久しぶりに拝めた。

彼女はやはり素敵だ。

何も語らなくても、伝わってくるものがある。

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