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足と靴下

2013年01月16日 01:03

軍足が包む足の指は

まどろっこしさ


指で地を踏み締めて踏み締めて

足を出す


偏屈な人にはこれくらいが良いでしょう


履かせたい恋人は特にはいないし

履いている人に恋はしないだろう

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予感

2013年01月09日 01:38

それは冷たい過去

膝の上に片手を掛けて

石のように抱いている


捨ててしまった意思のように

流れ流れて

ただ崩れては居ない、というだけだ


昔からあったものなのに

今新に起こったもの達


私は歩く

うちに居るよりはましだと思いながら


建物の上の空に

霧が黙ってただよって

瞼には蜘蛛が糸を張り


やがて曙が来る頃

もはやそれらはないだろう…

そんな夜の想い

自分に

2013年01月07日 01:14

疎んじた人の心を

諫めるものなど何もなく


戸の隙間から

漏れる光と

ひなびた過去を思い出す朝には

小鳥の歌は聞こえない



失ったさまざまな明日を

取り零した昨日を数え


僕はやがて砲弾を放棄し

旅に出た


けれど過去と現在の沈黙が

再び巡る道は

ただ一度だけでありました


魂はただ優しさだけを求めていたのに

そうとは気が付かず

みんなが

あの子を憐れんでやれと言うような顔をしていたのがおもいだされる

白い冷たい冬の日

月星夜

2013年01月07日 00:51

僕は一人

君も一人

明日も一人

捜す人もなく


秒針は銀砂を

砂漠に戻し


忘れられたふるさとに

今宵月はいよいよ哀しく

夜は物憂く煙っている


さりげなく冷たく

なんの慈愛も与えはしない

恥辱に浸る月の心が

空の端を握って

星と星を散らばし

こぼれ落ちた一つが

ホウキ星になった

雪便り

2013年01月02日 05:14

悲しみ向けば

蒼い空

遠く離れたあなたにも

隣にいる君にも

届けよ便り

細雪


刺す風吹いて

舞い上がり

光って消える涙かな


一月

2013年01月01日 05:19

すっと冷たい風が頬を撫で

夕暮れに差し掛かった道を

ポケットに手を入れて歩く


家々の灯りと夕飯の薫り

人は疎らで忙しない



さびしさは

キリリと澄んでいて、

冬に似ていると思う



僕の胸には風穴一つ

ひゅうと音が鳴ると

マフラーに顔を埋めてやりすごす


寂れた一月の庭には

季節外れの光が二つ


池の中で、失速しながら

今宵も

見つけて。見つけて。見つけて。

と瞬いている





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