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緑の額

2015年06月01日 02:31

ままならぬ世に
ままならぬ体と

伏せた筈の気持ちが伸び縮み
土の臭いと草の香りが雨伝いに広がる午後

夏の風鈴ならし
君振り返る


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欠け方

2014年12月21日 21:14

心をどこに置こう?

貴方の行方に向ければ、注がれない愛が錐になって、私を悲しく貫く事でしょう

自分に向ければ、欲望と後悔の感情にはまって動けず、きっと心を取られてしまう

どこにも置かなければ、それは隅々まで行き渡り、必要な時に現れ、私達を助け、全てを叶えてくれるのでしょうか


思案と分別の狭間の思考回路

正しさと偏りの道のりよ

どこにもやるまいと、毎日を戦う私を引き留めるもの…


砕けた星達

2014年11月11日 14:55

人にはなぜ、求めるものばかりがあるのか?

その人は問う

風が舞い、黒い衣ははたはたと音を立て

空を見つめた視線には悲しみの色が差している


ひとりにしてくれ
と、その人は言った

自分の驕りや痛み、悲しみや怒りが消えてしまうまで…一人で居たいと。

ふいに心に響く声を感じ


昔のままの目の光と荒々しい気配が混じりあい、遠い夢を追い始めた
再開の秋



君を別つもの

2014年08月12日 01:37

なぜ自分は生き、君が死んだのか?
なにが二人の生死を分けたのかを、知りたかった…

運だとか、巡り合わせだとか、言葉ではいくらでも言える

しかし、言葉では無いもので、知りたいと思った

どうすれば、知ることができるのか

死の淵に立ってみるのか?

…もしそこに落ちたら、分けるものがなにか、知った瞬間に死んでいるだろう

生きたままで知る事は難しい…



死は友だ。

人は産まれた時より、それに向かって歩いてゆくからだ。

しかし、それだけでは、君が死んだ事の理由にはならないではないか。

動かぬまま、座り込んでいる所へと、薄闇が周囲を覆いはじめて、自分の気持ちまで薄暗くなるのを感じる…


何が生死を分けるのか
それを見てみたい。


それをただ、見ようとすることは、愚かな事だと思う

人はたやすく死ぬし、また、なかなか死なないものだ

ただ、「時」が来るのだった

人は死にたくても死ねないが、「時」が来てしまえば死ねる

誰もがその「時」を持っているのだ

殺す事とは、「時」を告げる鐘のようなもので
時が来ていない限りは、いくら打っても鳴りはしない

人の人生の幕を閉じるということは、時に従うだけなのだろう

人が持つ「時」は、もしかしたら一つではないのかもしれない…

凌ぎきれば、次の時が来るまで死なず
次を凌げば、更に次が来る

「時」を伸ばす事も可能な力を、人は持っているのだ

時を凌ぎきる力。

しかしいつかその「時」は来る。

ただ、それだけが分かった。


戦で死ぬのではなく、むなしく死んでゆく

背徳に耐えながら…

そこへ古い友人が思い立って訪ねてくる。

その甘美で、かすかにときめくような気持ち。

死を背負い、手を汚し
明るい方へ歩きながら

私は待っているだろう…
君に向かうその日まで。




天孤

2014年07月26日 02:30



どの町にも
どの土地にも
不満が澱となって
吹き溜まっている
それは人の目に、仕草に、見て取れた

垂れ込めた空から
何かが舞い堕ちてくる


気がつけば、幼い頃から一人だった

教えるものも誰もいなかった

そんな別れの積み重ねのような人生にも、出逢はあった…

それが縁と言うものだった

こんなことをやっていられるか。

昔から、そう思っていた

気がつけば 己の弱さと向き合っていた


自分とは何か?

人の世のありよう、国のありよう

正しく生きるとはなんなのか?

命じられた通り働けば良いのか

戦うのか

それぞれに戦う意味はなにかと、考えるべき時代になっているのではないだろうか

立ち尽くし、向き合ったまま
声を上げる

それは叫びに近かった

逃げることは考えなかった

貴方には、考えている事が手に取る様にわかってしまう。
自分の全てが。

わからなくなった。

心に痛かった一言と
耳元の呻きが感情を逆立て
遠い呻きは、心の底に響きわたる


痛みを、率直に痛みとして感じようとしない自分が、どこか悲しかった。

獣ではない、人の形を
自分は持っているのだった。




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